2.1. OASEを設定する際の事前設計の必要性について¶
2.1.1. 現状整理¶
- インスタンス1台につき、50リクエスト/minを閾値とする。 
- 通常は1台稼働である。 
- Webサーバ前のLBを監視し、Webサーバへの総リクエスト数に関してメールで通知する。 
- リクエスト数が閾値に達したらスケールアウトをする。 
- スケールアウトの上限は3台とし、それ以上のリクエスト数があった場合は、Sorry画面へ切り替える。 
- リクエスト数が閾値内に回復したら、切り戻しを行う。 
| 通知内容 | リクエスト数超過 | リクエスト数閾値内回復 | 
|---|---|---|
| 件名 | [alert] Requests: Threshold reached | [info] Requests: Threshold recovery | 
| 本文 | リクエスト数が、閾値を超えました。 RequestCount > 150 | リクエスト数が、閾値内に回復しました。 RequestCount < 150 | 
| 備考 | 値は、50,100,150のどれか | 値は、50,100,150のどれか | 
| 通知前のインスタンス数 | 通知内容 | 閾値 | アクション | アクション数 | 
|---|---|---|---|---|
| 1 | リクエスト数超過通知 | 50 | scale-out | 1 | 
| 100 | 2 | |||
| 100 | 2 | |||
| 150 | scale-out | 2 | ||
| sorry画面への切り替え | 1 | |||
| 2 | 100 | scale-out | 1 | |
| 150 | scale-out | 1 | ||
| sorry画面への切り替え | 1 | |||
| リクエスト数回復通知 | 50 | scale-in | 2 | |
| 100 | scale-in | 1 | ||
| 3 | リクエスト数超過通知 | 150 | sorry画面への切り替え | 1 | 
| リクエスト数回復通知 | 150 | sorry画面からの切り戻し | 1 | |
| 100 | sorry画面からの切り戻し | 1 | ||
| scale-in | 1 | |||
| 50 | sorry画面からの切り戻し | 1 | ||
| scale-in | 2 | 
2.1.2. アクションをベースにした状況の整理¶
- パターン1 インスタンス1台のとき、リクエスト数超過通知:50/100/150 
- パターン2 インスタンス2台のとき、リクエスト数超過通知:100/150 
- パターン3 インスタンス3台のとき、リクエスト数超過通知:150 
- パターン4 インスタンス3台のとき、リクエスト数回復通知:50/100/150 
- パターン5 インスタンス3台のとき、リクエスト数回復通知:50/100 
- パターン6 インスタンス2台のとき、リクエスト数回復通知:50 
注釈